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カーボンニュートラル最適化ソリューション
近年のカーボンニュートラル(CN)推進により石炭の需要は減少し、エネルギー事業は新たな収益源の確保という課題に直面しています。また、石炭を使用する工場ではCO2削減のために、バイオマスなどCN燃料への切り替えが進んでいます。しかし、燃料の特性や設備性能、運転条件が複雑に絡むため、混焼できる比率の上限を見極めるのは難しいのが現状です。こうした中、NRI福岡開発センターはエネルギー事業会社と連携し、燃料成分やボイラー設備のデータを活用して混焼比率を最適化するシステムを開発しました。このシステムにより、燃焼効率の向上に加え、CO2削減と安定運転が実現され、CNの達成に貢献しています。
最適な燃料混焼比の提案でカーボンニュートラル達成を支援
石炭やCN燃料の性状データとボイラー設備情報を基に、多目的最適化技術を活用して、経済性と環境性を考慮した最適な混焼比率と運転条件を提案します。運用担当者は提案内容を簡単に確認・修正・承認できるため、高度で複雑な燃焼計画の策定を効率化します。これにより、CO2排出削減と運用の安定化を実現し、業務のDX推進にも貢献します。さらに、クラウド対応により管理の一元化やコスト削減、カスタマイズ性の向上を図り、2050年のCN達成に向けた取り組みを支援します。
ボイラー運転の監視により安定運用を支援
日々のボイラー運転データをリアルタイムに詳細監視し、トラブルの予兆や原因を早期に把握します。ボイラーの運転状況を切迫度で多角的に評価し、高リスク時には具体的な改善アドバイスを迅速に提供します。さらに、CO2削減やコスト低減の効果を「見える化」することで、関係者間の情報共有を円滑に促進します。これにより、ボイラー管理業務の効率化と安定的な運用を実現し、現場作業の利便性向上や迅速な意思決定を支援し、ユーザビリティの向上にも貢献します。
海外パートナーとの開発と若手チームの成長促進
社会変化に迅速に対応するため、短期間でのシステム構築を海外の開発パートナーと連携して、スピーディかつ柔軟に進めました。チームはあえて海外との開発経験の少ない若手メンバーを中心に編成し、メンバーの成長を後押ししつつ、将来的に安定かつ高品質な開発体制の確立に取り組みました。文化や言語の違いによるコミュニケーション上の課題に直面しながらも試行錯誤を重ね、予定どおり開発を完了すると共に、メンバーのスキル向上も実現しました。
キーワード
- # カーボンニュートラル(CN)
- # エネルギー事業
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